チーム医療のデメリットについては以前に書きましたが、メリットについても知りたいという意見もいただきました。
チーム医療のデメリットチーム医療にはもちろんメリットもあります。デメリットの可能性を負ってまでチーム医療を行うメリットはどこにあるのでしょうか。
私の考える観点はデメリットと同じです。各々をどのように捉えるかの違いだと思っております。
チーム医療は時代に逆行しているかもしれない
前述の記事でも書きましたが、保険会社や美容院などでは近年になり、担当者がコロコロ変わらないように工夫がなされ、そのようなシステムの需要も増えつつあるように思います。
しかし、医療業界でチーム医療の重要性が叫ばれ、増えつつある背景にはチーム医療を推進するだけのメリットがあるからだと思います。
担当医がたくさんいる!
担当している医師には誰にでも相談できるため、病状を聞きたいときなど医師との面談日程の調整がしやかったりします。
また、不調があったり緊急の事態に主治医が一人だと対応できないことも複数人いるため、誰かが対応できるといったような点もあげられると思います。
高度専門家した医療は1人の主治医では限界
各専門科の治療は、1人の医師が網羅するには高度になりすぎています。そのため、各々の医師の得意・専門分野の能力を発揮しながら患者さんに医療を提供するためには、様々な医師が介入する必要はあるでしょう。
1人の医師が、全身を管理できるのは理想かもしれません。しかしながら、そのような医師は実際には稀有なものなのです。
多くの医師の目に触れる!
主治医が1人いたとして、その1人の治療よりもさらによい治療法、違った治療方針がある場合はどうでしょう?チームで見ることにより、最善の治療法や方針を複数人で議論するため、適切な医療が提供されやすいかもしれません。
治療の効率化
昨今では医師の勤務時間の問題がニュースでも取り上げられるようになりました。限られた時間内で医療を提供できる患者の数は限られてしまいます。
その中で、医療を提供できる患者の数を最大化するためには効率的な診療をする必要がでてきます。各専門家が各々の得意分野だけを担うことで、医療を提供できる患者の数は増えます。