腹部疾患の診断と治療①

腹部疾患ってどんなイメージ?

  • 鑑別が多すぎる
  • 緊急手術が必要な疾患の鑑別の仕方がわからない
  • どこから手をつけていいか分からない
  • “腹痛”の問診票を見ると自分が腹痛になります

ごもっともです。

CTを撮ればなんでも一発診断!!なんてことにはならないですよね。。。

最近では問診もそこそこにCTをとるなんてこともあるのかもしれませんが、

ここでは病歴や身体所見・検査の関係をみてみたいと思います。


腹痛の診断にもっとも大切なこと

と言われても、よくわからないので実際に考えてみましょう。

空いてる外来で安定している患者
自分にも患者さんにも余裕がある時は、病歴聴取と診察に十分な時間をかけることで、無駄な検査が省けることも。
混雑した救急外来
一人あたりに時間がかけられない場合は、
患者が安定していれば、早めに画像検査を行う方が、診断に必要な情報が得られる。
患者に意識がない、バイタルが危ない
ここまでやばいとほとんどの先生は悩まないが、
バイタルが危ないのに画像検査は絶対に急いではいけない。

大事なのは偏らないこと

いつも同じスタイルで診察していると、見逃しや手後れになるなんてことも

実際には時間の流れを意識しながら、組み立てることが大切になります

詳しくは次回以降、載せていきたいと思います