東大SPHについて③受験本番

2017年受験したのは夏でした。

試験自体は

  • 筆記試験
  • 面接

の2部構成になっていますが、筆記試験に合格した人のみが、面接を受けられるということでした。

何がおかしいって、筆記試験の合否結果は学校内の掲示板に張り出されるだけです。
今の時代、Webでも発表してもらいたいと思いませんか?この点は受験に際してもっとも不満のあった点でした。

私の場合は学校まで1時間程度のところに住んでいたので、そこまで不便ではありませんでしたが、より遠方から来られている方は大変だった方もおられるのではないかと思います。

筆記試験

筆記試験の会場は大きな階段教室でした。

1年コース10名、2年コース20名の枠におよそ120名くらいが受験されていたのではないかと記憶しています。中には外国籍の方もおられましたし、白髪のかなり年配の男性もおられましたので、これほどまでに様々な方が受けられる大学受験も珍しいのではないかと思っていました。

大学受験を経験した方なら、大まかな流れに特別な点はありません。

唯一あげるとすれば、関数電卓が配布される点だと思います。受験勉強の間にご自身で購入される方もおられるかもしれませんが、わたしはどうしても勿体ないと感じてしまったため、本番のみの使用となりました。

関数電卓の使用方法の説明と練習の時間が与えられたので、比較的安心感をもって使用はできたと思います。

いずれの試験でも大事なことは、まず全体を把握することです。
これまでにも試験は比較的多く受けてきた方だと思いますが、全体を把握せずに問題に取り掛かっているような試験は大抵失敗しています。

全体の容量や問題の内容の把握に2分程度かけたとしても、最終的なでき具体はよくなると思います。あくまで個人的な意見ですが、オススメします。

面接

はっきり言ってあまりいい気持ちではありませんでしたね。

どういう目的での面接なのかが非常にわかりにくい面接だったと感じました。おそらく受験生の話を聞く限りでは、午前と午後の2部構成だったようです。

いずれの場合でも、教授たち十数名が座っている前に受験生1人というスタイルです。

質問内容は初めはシンプルな内容でした。

どうして受けたのか、仕事はどうするのかなどです。私の場合はバックグラウンドが医師であったので、志望同期として「研究方法や解析方法などの統計の勉強をして、現場に広めたい」ということも述べましたが、「それなら基礎研究でもいいんでないの?SPHでなくても」といった返答を受けたことは忘れません。

ほとんどの先生方は発言なさる様子はありませんでした。興味のある方があられまいたら質問どうぞくらいでしょうか。

おそらく大事なことは(特に働きながらの場合)、

  • 学業に専念できるか
  • そこまでしてSPHに来ようという理由はなんなのか

をしっかり答えられるようにしておくことだと思います。
なんとなく全体的に勉強がしたくてという方もおられると思いますし、私自身はそれでもいいと思うのですが、求められているものに対応する答えを出すのが試験ですからね。

私は試験が午前中に終わりましたので、その足で日本橋に行き、牛タン定食を食べた後に数年ぶりに映画館に足を運んだことはいい思い出です。