【読書感想】感動する説明「すぐできる」型

筆者は予備校教師で化学の担当としていたということです。
どのような職種でも、説明する機会はあると思います。本書のもっとも良いと思った点は、筆者の中で感動する説明をするための理論を構築していることである。しかも、実際に使える具体的なフレーズを多く載せてくれている。本の紹介でも8つの型については明かしているので、ここで紹介しても差し支えはないだろう。

1)メリット訴求
2)対比
3)因果
4)カットダウン
5)破壊
6)ニュース
7)希少性
8)欠如アピール

項目だけを見ても、どのような方法で行うのかはわからないかもしれない。

これらの方法の原則は、「全くしらない」という状態から「もう知っている」の状態へ移動させるということである。説明本で概念的な本が多い中で、この本は読んだ後に実践しやすい内容でまとめられている。

読んでよかった。